何が起きたらおもしろいかな

文字を書くのが好きなので、「ちょっと困って調べたこと」「楽しかったこと」とかをまとめる場所を作りました。

フライパンで洋梨のタルトを作った話

あいさつ

どうも、橙葵です。
先日、洋梨がとても安かったので、「コンポートにしてヨーグルトと食べようかな」と思って買いました。
同じタイミングで、「生クリームが食べたい」と思いました。発展して「ケーキ食べたい」になりました。
そして、Youtubeでお菓子作りの動画を見あさること数日。

「そうだ、洋梨のタルトならフライパンで作れるじゃろ」と思いました。

フライパンでタルトを作っている人は見たことあったので、タルト台は焼けるだろうなと思いました。
上にのせるのはコンポートを作ればきっと大丈夫。
問題はタルトに付き物のアーモンドクリームでしたが、これなくてもいけるんですね。知りませんでした。

 

洋梨のタルトを作る

参考にしたレシピ

思いついた日の夜、このレシピを参考に作りました。

cookpad.com

 

洋梨のコンポート作りとカスタードクリーム作りに関しては、おもしろかったのでツイキャスをしました。

わたわた具合がわかるので、気が向いた方はご参照ください。分量の話も多少しています。

twitcasting.tv

洋梨のコンポート作り

まずは洋梨のコンポートを作りました。
安いだけあって傷み始めており、皮をむくときに滑って落ちて大変でした。
3個買ったので3個ともコンポートにしようと思っていましたが、さすがに途中で量の多さに気づいて2個に留めました。

バターを含むマーガリン(ファットスプレッドではなくマーガリン)を溶かしたフライパンに洋梨を並べ、砂糖を加えてひたすら煮詰めました。
レシピでは水40ccを加えていますが、なくてもいいくらいには洋梨から水気が出ました。
途中で洋梨が焼き梨になるシーンもありましたが、なんとか煮詰めてお皿にとって冷ましました。

カスタードクリーム作り

続いてカスタードクリームを作ります。
レシピでは「材料をすべて混ぜる」というだけのシンプルな書き方ですが、お菓子作りの動画をめちゃくちゃ見ていたのでなんとなくカスタードクリームの作り方は知っていました。

牛乳以外を小鍋に入れて混ぜ、加熱しつつ牛乳を少しずつ加えました。
どうしたらいいのか迷ったので、ひたすらかき混ぜ続ける作業でした。誰だ「カスタードクリームの作り方知ってる」って言ったやつ。
なんとかできたので、お皿に移して冷ましました。
このとき、「ぼくの知ってるカスタードクリームよりうんとずっと緩い……」と思いましたが、原因はよくわかりません。
卵か小麦粉が少なかったのか。まあ、あまり気にしません。

ちなみに、ここまでの作業で一日目の夜は終わります。

タルト生地作り

分量の材料を量ってフライパンに投下します。
卵を黄身と白身に分けるのだけは得意だと言えます。

 しかし、これがまとまらず大変苦労しました。
結局、ゴムベラではまったくまとまる気配がなかったので、手で捏ねて体温でマーガリンを緩めつつ合わせました。
かなりしんどい。

 

なんとかひとかたまりになったタルト生地を、できるだけ均一にフライパンに伸ばして貼り付けます。
広いスペースがあれば麺棒で伸ばすということもできるのですが、あいにくとスペースが足りないので、ちまちま指で伸ばしました。
最初は、「この生地多いのでは?」と思いましたが、26センチのフライパンに均一に伸ばすと、厚さ5ミリ程度になるんですから、分量を考えた人は本当にすごいと思いました。

 

洋梨のタルトを作る

作ったものを組み合わせていきます。
すなわち、伸ばしたタルト台にカスタードクリームを敷き詰め、その上に洋梨のコンポートを並べます。

カスタードクリームが緩い問題は、冷やしてもやっぱり解決しませんでした。
でも、柔らかい分伸ばしやすいので結果オーライでした。

洋梨のコンポートは、水気がなくなるまでしっかり煮詰めているので、全部並べてもべしゃべしゃになることはなさそうでした。
しかし、煮過ぎて柔らかくなっていたので、並べるセンスもないため壊滅的な見た目になりました。
食べたら一緒だと思わないとやっていられません。

 あとは、弱火でじっくり焼いていきます。
フライパンの蓋を持っていなかったので、アルミホイルでしっかり上を覆いました。
焦って火を強くするとタルトの下の面が焦げるので、じっくり8分くらい焼いて様子をみつつ焼きたしました。
それでも部分によってはこげこげになったので、火加減は難しいです。

洋梨のタルトできた

完成しましたが、その日は食べずに荒熱をとって冷蔵庫で冷やしました。
26センチもあるので、冷やさないとフライパンから出す時点で割れるだろうなと思ったので。

 つまり、食べたのは作業を始めてから三日目の夜でした。長い闘いだった。

食べるときは、フライパンの中で1/8くらいに切って取り出しました。
たぶん正解だったと思います。

 味としては、「すっごくおいしいってほどじゃないけれど、まあおいしいし満足」くらいでした。
マーガリンを使ったため、有塩だったことがおそらく味に影響を与えたのだと思います。
ちなみに、日が経った方がしっとりしておいしかったです。
コンポートの水分がカスタードとタルトに染みるので、甘みが足されたような気がしました。

という感じの、「思いついてフライパンで洋梨のタルトを作った」というお話でした。
しばらくはいいですが、たぶん気が向いたらまた作るような気がします。

余談

フライパンで作る洋梨のタルトの満足感がほんのり足りなかったので、オーブンのある環境に行ってウィークエンドシトロンを作りました。
こっちも非常においしかったですが、ぼくのお菓子作りの能力が足りなかったので、こっちこそリベンジしたいです。